能登半島地震の災害出動要請のため、石川県輪島市へ搬送業務を行って参りました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

年始に起こった能登半島地震の災害出動要請が、石川県知事から弊社所属の全国霊柩自動車協会にあり、1/12～1/18までご遺体の搬送業務のために石川県輪島市へ行って参りました。
第一陣は全国から15社、奈良県からは大和高田市にある株式会社有宏社様と弊社の2社で向かいました。
金沢市を拠点に輪島市に向かい、本来1時間半時間かかる所を、地震によって道路にできた亀裂でうまく走れない場所、土砂崩れによって迂回しなければならない場所などを進み、本来往復3時間ほどの所を8時間前後かけて搬送しました。

道中、橋脚が崩れ、橋と道路の境目に段が出来たところに盛り土で応急処置をして通行できるようになっている所があったり、山間の土砂崩れ防止のための屋根を支えている柱が地震によって曲がっているのを見つつ、渋滞ですぐに通れないので、土砂が落ちてこないのを祈りつつ通行したりと、地震の影響の凄まじさを感じながら務めていました。

消防車、救急車、警察車両、自衛隊など災害支援のためにたくさんの方が作業しているのを目の当たりにしました。
被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。

葬儀社としては、尊厳のある最期を、一人ひとりを大切に搬送させていただきました。
7日間で約60人の方をご遺族の方に引き継ぎさせていただきました。
体育館に十数体の棺が並べられた光景はとても痛ましいものでした。
自然災害はいつどこで起きるかわかりませんが、本当に悲惨な出来事です。
一日一日を大切に生きることを痛感させられました。
このたび石川県能登地方を震源とする大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。

個人で出来ることは限られますが、無理のない範囲で今出来る事をやっていければと思います。
まだまだ予断は許さない状況ですが、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


有限会社五條公益社　葬儀会館フューネラル和